山形県最上郡は川資源が豊富な土地で、昼夜の寒暖差も大きいため肥沃な田んぼで米作りに適しています。そんな肥沃な田んぼで農家が約10か月間手塩にかけて作るお米は絶品です。米作りには時間と手間が多くかかっており、また自然との闘いでもあります。農家さんは自然のエンジニアという事ですね。
3月 種子浸水・・種を水につけ積算温度100度前後まで浸す。
4月 田んぼのあぜ直し、苗作り、育苗・・水漏れ防止のための田んぼ作り、苗作り
5月上旬 田んぼのあらおこし、田んぼ周りの除草、田んぼに水入れ、しろかき・・田植え前の調整期間
5月下旬 田植え・・田植え後、状況を見て寒暖冠水、追肥
6月 中干・・水量調整一度水を抜いて根を強くします。田に水を入れたり抜いたりと調整をします。
7月 2度目の除草、追肥、消毒・・この追肥のタイミングで穂の育ちが変わってくるため重要な時期となります。虫や病気防止で消毒を行います。
8月 消毒、草刈り、落水など田んぼの状況や穂の成長しっかりと見極・・状況に応じて必要な処置を行います。
9月~10月 積算温度1000度を超えれば稲刈り・・穂が実ってから1日の寒暖差があるほどおいしいお米になると言われています。
10月~11月 脱穀、乾燥、保管・・乾燥をじっくりとすることで、米の旨味が変わってきます。
11月 雪が降る前に翌年のための田んぼ等の整理・・翌年の田んぼの土壌を考え収穫後から手を加える方もいます。
12月 温度変化の少ない場所で玄米保管・・適温は15度前後と言われています。また雪室保存することで旨味が増すとも言われています。